グランツーリスモグランツーリスモ
Gran Turismo (1997 video game)
実在する自動車メーカーとのライセンス契約により、現実に近い車両挙動と物理演算を搭載したドライビングゲーム。PlayStationの性能を存分に引き出し、シミュレーション系レーシングゲームの位置付けを確立しました。
どんなゲーム?
グランツーリスモはドライビングシミュレーションゲームです。トヨタ、日産、ホンダなど複数の日本の自動車メーカーと、欧米の有名メーカーとのライセンス契約により、実在する多くの車両が収録されています。パッケージには当時の国産最高レベルの性能を誇ったトヨタとニッサンの名車が描かれています。従来のレースゲームとは異なり、物理エンジンを採用することで、車の挙動がより現実に近い動きになることが特徴です。アーケードモードとシミュレーションモードの2つのプレイスタイルが用意されています。
遊び方とおもしろさ
アーケードモードでは好きなコースと車を自由に選んで遊べます。シミュレーションモードではライセンスを取得するために試験に合格する必要があり、獲得した資金で新しい車を買い、チャンピオンシップに挑戦していく流れです。車をチューンアップして性能を高めることもでき、自分好みのセッティングでレースに臨める自由度があります。パーツの購入や改造により、さまざまな戦略を試すことができます。3D化されたコースと、リアルな車の挙動を体感できることが当時のゲーム体験として革新的でした。
実在する車を使ったレースゲームであることで、現実のドライビングに対する理解や興味を深めることもできます。初代PlayStationの性能を知らしめる上で重要な役割を果たし、ローンチタイトルの『リッジレーサー』と並ぶベンチマーク的な存在になりました。
売れた理由・豆知識
グランツーリスモが大ヒットした理由は、当時のゲーム機でこれまで実現が難しかった『リアル』への徹底した追求にありました。開発陣は5年間の歳月をかけ、独自の物理エンジンを搭載することに成功。プレイヤーに全く新しいレーシング体験をもたらしました。日本国内では200万本を販売し、世界中で1000万本以上の出荷を達成し、初代PlayStationの中でも最大級のヒット作となりました。
制作者の山内一典は「5年間、開発の終わりが見えなかった」と語っており、その苦労がゲーム体験に反映されています。複数カメラの視点変更、細かなチューンアップシステム、多彩なサーキットなど、当時としては充実した内容で、多くのプレイヤーの心をつかみました。
出典
順位の数え方: 世界での販売本数(Wikipedia 英語版の一覧より)