株式会社タイトー
Taito Corporation
1953年創業の老舗ゲーム企業。『スペースインベーダー』で業界を変革したアーケードゲームの雄。現在はスクウェア・エニックス傘下でアミューズメント施設運営とアーケードゲーム開発に注力している。
どんな会社?
1953年、ウクライナ系ユダヤ人実業家ミハイル・コーガンが設立。当初はウォッカ国内醸造と自動販売機の販売から始まりました。その後ジュークボックス事業を展開し、1960年代にはアミューズメント機器製造業へと事業転換。1968年に日本初のゲームセンター『ロサ会館』を東京で開業し、アミューズメント産業へ本格参入します。
1953年から1972年の変遷を通じて、流通・娯楽産業で多角経営を展開。その過程で培った技術と販売ノウハウが、後のゲーム事業成功の基盤となりました。ビデオゲーム登場により、業界が根本的に変わる前から、既に業界の重要な位置を占めていた企業です。
会社の歩み
1970年代から1990年代はアーケードゲーム黄金期。1978年『スペースインベーダー』が社会現象となり、この単一作品がゲーム企業としての地位を決定づけました。その後『ブロックくずし』『バブルボブル』などのヒット作を連発。1993年東証二部上場、2003年東証一部上場へ昇格し、上場企業としての存在感を確立。
2005年8月、スクウェア・エニックスがTOBにより株式93.7%を取得。2010年2月1日、ES1コーポレーションの事業継承によって現在の法人が誕生。アミューズメント施設とアーケードゲーム事業に経営資源を集約し、後に家庭用ゲーム事業への再参入も実現しました。
代表的なゲーム
『スペースインベーダー』は1978年発売。移動する敵を弾で撃つシンプルながら中毒性の高いゲームデザイン。初期アーケードゲームの礎となり、その後のゲーム業界全体の発展を大きく加速させ、ゲーム史上最も影響力のある作品の一つとして認識されています。
『電車でGO!』は1997年発売。実車両のドアやランプの操作、駅の完全再現など、リアリティを追求した作品。シミュレーション系アーケードゲームの傑作として、専用筐体も展開されました。多くのプレイヤーに愛された長寿シリーズです。
知っておきたい豆知識
コーガンは1984年に64歳で逝去。その後息子が経営を引き継ぎ、昭和から平成へかけての時代はタイトーのアミューズメント帝国が構築されました。直営店舗の充実と新作タイトルの継続投入により、業界内での主導的地位を維持。
2018年7月、家庭用ゲーム事業への再参入を発表し、2019年『ダライアス コズミックコレクション』をリリース。この時点で約9年間のコンシューマー向けゲームタイトル空白期間を終了。レトロ作品の復活により、新規層と既存ファンの両方へのアピールが実現されました。
出典
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