
プレイステーション・ポータブル
2004年にソニーが発売した携帯型ゲーム機。4.3インチの高解像度液晶を搭載し、家庭用ゲーム機並みのグラフィックスを実現。UMDメディアと無線LAN対応により、携帯機の新しい可能性を切り開いた。
RANKING売れたソフト トップ10
順位の数え方: 世界での販売本数(Wikipedia 英語版の一覧より)
グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ
モンスターハンター ポータブル 3rd
グランツーリスモ (PSP)
ラチェット&クランク5 激突!ドデカ銀河のミリミリ軍団
モンスターハンター ポータブル 2nd G
ゴッド・オブ・ウォー 落日の悲愴曲
クライシス コア ファイナルファンタジーVII
モンスターハンター ポータブル
Daxter
鉄拳 DARK RESURRECTIONどんな機械?
4.3インチのワイドスクリーン液晶ディスプレイを備え、携帯機でありながらPlayStation 2に匹敵するグラフィック性能を実現していた。PSP-1000、PSP-2000、PSP-3000の3つのモデルが発売され、後発タイプほど薄型化され、画面の鮮やかさも向上している。記録媒体としてUMD光ディスクを採用し、ゲーム以外にも映画やミュージックビデオの再生に対応していた。
本体に無線LAN機能が標準搭載され、インターネット接続やアドホックモードでの近距離通信が可能だった。複数のプレイヤーが近距離で集まればネットワークケーブル不要でマルチプレイが実現でき、これが学校や駅などで多くのプレイヤーを魅了した。バッテリーライフは環境により異なるが、数時間から十時間程度のプレイが可能だった。
生まれたわけ
ソニーはPlayStation 2の成功に続き、携帯ゲーム市場への進出を目指していた。21世紀の携帯メディアプレイヤーというコンセプトから、ゲーム・映像・音楽を統合した多機能デバイスの企画が始まった。当時の携帯機の限界を超える高性能CPU・GPUの搭載により、据え置き機と変わらぬグラフィック表現が実現された。
開発チームは高速なCPUクロック確保のため、通常222MHzの制限を解除して333MHz動作を実現する方式を採用した。こうしたハードウェア工学的な工夫と、PlayStation 2との親和性により、既存のゲーム資産の携帯版展開が加速した。2004年12月の日本発売から、北米・欧州・その他地域へと段階的に展開され、グローバル市場での地位を確立していく。
ヒットした理由
既に成功していたPlayStation 2というプラットフォームの信頼と、豊富なソフトラインアップが集客の中核となった。中でもモンスターハンター シリーズが日本市場で爆発的なヒットを遂行し、学生を中心とした若年層の支持を集めた。アドホック機能による無線マルチプレイの手軽さが、友人同士での一体感を生み出し、携帯ゲーム機としての新しい可能性を示した。
グラフィック性能の高さにより、PlayStationやPlayStation 2の人気作品が次々と移植された。ファイナルファンタジーシリーズ、グランド・セフト・オート、ラチェット&クランク、アサシンクリードなど、ビッグタイトルが揃い踏みし、ゲーマーの購買意欲を刺激し続けた。国内市場での成功と比べ欧米での浸透は限定的だったが、全世界での販売台数は8,000万台を超える大成功を記録した。
知っておきたい豆知識
日本国内でのモンスターハンター シリーズの成功がPSP全体の販売を牽引した極めて重要な役割を果たした。モンスターハンター ポータブル 3rd単体が初週で258万本を売上げ、その後も継続的に売上を伸ばし、シリーズ内でも最高峰の販売記録を達成している。このシリーズの人気により、PSP本体の普及が加速し、他のソフトの開発・販売も促進されるという好循環が形成された。
携帯機ながら高いグラフィック性能を備えていたことで、据え置き機からの主要タイトル移植が相次いだ。一方で欧米市場では日本ほど大きな成功を収めず、地域による人気の大きな格差が顕著だった。アドホック・パーティーという有料サービスにより、PS3を経由してWi-Fi経由での遠距離対戦も実現され、ゲーム体験の幅がさらに拡がった。
くわしい仕様
| CPU | MIPS R4000 32ビットコア 333MHz(標準222MHz) |
|---|---|
| ディスプレイ | 4.3インチワイドスクリーン液晶 |
| メディア | UMD(ユニバーサル・メディア・ディスク) |
| 販売台数 | 8,000万台 |
出典
- Wikipedia 日本語版・英語版のプレイステーション・ポータブルに関する記事




