スクウェア・エニックス
Square Enix
2003年にスクウェアとエニックスが対等の精神で合併し誕生。『ファイナルファンタジー』『ドラゴンクエスト』の両大型シリーズを保有し、ゲーム・出版・メディアミックスにおいて世界有数の規模を誇る。
どんな会社?
スクウェア・エニックスは2003年4月にスクウェアとエニックスの合併により誕生した企業です。合併比率こそエニックスが存続会社でしたが、新社名は「スクウェア」を前に置き「対等の精神」を示しています。スクウェアは『ファイナルファンタジー』シリーズで知られ、エニックスは『ドラゴンクエスト』シリーズで知られていました。この二大シリーズを統合することで、世界最大級のゲーム企業が誕生しました。
合併の背景には、エニックスの出版事業衰退、スクウェアの経営危機(デジキューブの倒産など)、そしてオンラインゲームやモバイルゲーム時代への対応がありました。現在では日本を代表するゲーム企業として、ゲーム開発だけでなく出版事業・メディアミックス展開に力を入れています。
会社の歩み
スクウェアは1986年9月に設立され、ファミコン時代には優れたゲームを開発していました。1997年の『ファイナルファンタジーVII』(PlayStation版)がスクウェアの運命を変え、PlayStation陣営への大型タイトル供給が次々と実現されました。一方、エニックスは1975年の営団社募集サービスセンターを起源とし、ゲーム会社として1982年に営団社システムから改組されました。『ドラゴンクエスト』シリーズで圧倒的な成功を手に入れました。
2003年の合併により、グローバル市場への展開を加速させました。2005年にはタイトーを買収し、アーケードゲーム事業も配下に収めました。2008年10月には持株会社体制へ移行し、より効率的な経営管理体制を整備しました。2010年代以降はモバイルゲームやオンラインゲームへの経営資源投下も増加し、デジタルエンタテインメント企業として進化を続けています。
代表的なゲーム
『ファイナルファンタジー』シリーズはゲーム史上最大級のシリーズであり、特にFF7はPlayStation世代を象徴する作品です。『ドラゴンクエスト』シリーズは日本国内で最高峰のゲーム文化を代表し、シリーズの発売日が国民的イベントとなるほどの影響力を持っています。
合併後は『キングダムハーツ』シリーズが確立され、ディズニーとのコラボレーションが継続されています。また『グリムロック』『タイムズ オブ ウォー』『FINAL FANTASY XV』など、複数の新作シリーズも発表され、スクウェア・エニックスは多様なゲーム開発の拠点となっています。
知っておきたい豆知識
スクウェア・エニックスは2002年のスクウェアと2001年のエニックスの経営危機を経験しています。スクウェアはデジキューブの倒産や急速な売上減少で危機に瀕し、エニックスは出版事業の衰退と「お家騒動」による経営混乱を経験していました。この二社の合併は、ゲーム業界の未来を見据えた「攻めの合併」とも呼ばれています。
合併に際し、スクウェア側の社員たちはソニー・コンピュータエンタテインメントの支援を受けていたという逸話があります。また、合併直前までスクウェアとエニックスの双方の社員は、合併のことを全く知らなかったというエピソードも有名です。これは極秘裏に進められた戦略的な経営統合であったことを示しています。
出典
各社の公式サイトではありません。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
ファイナルファンタジーVII
クライシス コア ファイナルファンタジーVII